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キャストスペシャルインタビュー

石川界人スペシャルインタビュー 石川界人スペシャルインタビュー

―本作に参加する前から原作をご存知でしたか?


はい。僕はヒーローモノが好きで、昔からアメコミヒーローの映画をよく見ていました。ヒーローはものすごいパワーを持っている、そういう強さはもちろんなんですが、心や信念の強さがあるところが大好きなんです。だから「ヒーローを題材にした漫画がある」と聞いてすぐに読みました。主人公の出久が僕の好きな信念の強いキャラクターであることに惹かれますし、それに第1話から泣いてしまって、ガッツリ引き込まれました。



―そのヒロアカで飯田天哉を演じています。


アニメのオーディションはまず出久と爆豪からあったと思うんですが、自分の声質とかを考えるとこの2人じゃなく飯田だなと思ったんです。だから出久の「SMASH!」というセリフはわざと(飯田っぽく)「SMASH!」と演りました。



―飯田ならではの「SMASH!」ですね(笑)。監督もオーディション時に「生真面目な飯田っぽい」という印象を受けていました。


アニメ化すると聞いて、とにかくどんな役でもいいから関わりたいと思いました。その中で飯田を演じさせていただいているのはすごく嬉しいです。



―堀越耕平先生も、ドラマCDの飯田の声を聞いて、自分の中での飯田がより固まったと言ってしました。


週刊少年ジャンプに載っていたインタビューを読んで、先生がそう言ってくださったというのを知ってものすごく嬉しかったです。



―ここまで飯田を演じてきてどうですか?


実際に演じてみると難しいなと思いました。初登場の時みたく人に対して厳しく当たる時や、7話で敵(ヴィラン)になりきった笑わせるような時、それとシリアスな時もあります。それらすべてに「根が真面目」というところがある。その「真面目さ」の振り方が難しいなと思いました。僕はほかの作品でも生真面目な役をやることが多いんですが、飯田はいままでの経験を全部出そうって臨んでます。



―飯田を演じる上で心がけていることはありますか?


飯田は、一本「生真面目」っていう芯があるものの、そこからの幅の広さを演じていて感じます。彼は道徳的な大人っぽい言動もあれば、子供っぽい行動を起こしたり、まだまだ人間として不安定なんです。でもこの不安定さは後々絶対に活きるものであって、自分も悩みながら、考えながら動いていれば彼はもっともっと良いキャラクターになるんだろうなって思っています。足掻きつつもそこは失わないように、大事にしたいです。



―さっき話されていましたが、戦闘訓練では飯田は印象的でしたね。


出久と爆豪、お茶子と飯田でメリハリをつけたいと(音響監督の)三間さんとも話し合っていました。出久と爆豪にとって大事な戦いだったので、彼らを活かすための演技をしました。通常より声も高くしたりして。自分も演じていて楽しかったし、出久と爆豪の戦いもとにかく熱かったので大好きな回です。



―第9話以降の見どころを教えてください。


敵(ヴィラン)連合という存在が現れることで、訓練ではない、本当に命が懸かった戦いになります。僕も飯田を演じるうえで緊張感があります。例えば、これまでは「むむっ」とかそういうリアクションが多かったんですが、より緊迫感がある"息"だけのリアクションをしたりして、そういったところからも視聴者の皆さんが感じるものが変わるはずです。それと、その前に1年A組の学級委員長を決めるんですが、そこも注目です(笑)。



―最後にメッセージをお願いします。


雄英の生徒たちが大きな戦いに巻き込まれていくわけですが、その中で出久がどういう判断をどう行動を起こすのか。そしてその他のヒーロー候補生たちの姿にも注目してほしいと思います。彼らの心に大きな影響を与えるエピソードを、ぜひ前のめりになって観てください。

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