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キャストスペシャルインタビュー

障子目蔵役 西田雅一さん インタビュー 障子目蔵役 西田雅一さん インタビュー

―この7期第20話(No.158)「少女のエゴ」の物語を原作で読んだ時、どんな気持ちになりましたか?


これ以上ない素晴らしい結末に、トガの声優という以前に一読者として圧倒されました。トガちゃんが誰も傷つけず罪を償い社会で生きていくことは可能なのかとここ数年何度も考えたけれど、それは彼女を苦しめつづけた「大多数の普通」の枠に押し込めることになるし…もうご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、まだの方はアニメで彼女たちの生き様を見届けてくださったら嬉しいです。


―アフレコまでにどんなことを考え、そして当日はどんな想いで臨んだのでしょうか?


原作に感動したと共に、これをいつか演るのかぁ…と思ったら正直プレッシャーで。あと終わりたくないのもありまして、なるだけ遅くなったらいいなあなどと思っておりました。当日はなんだかとても静かでした。心も頭の中も。スタジオも。戦いに行くときってこんな感じなんですかね。不安がなかったわけじゃないけど、綾音ちゃんに会ったらいつもと纏っている空気が全然違くて、この人と真正面からぶつかれるの楽しみでしかないと思えました。


―佐倉綾音さんとの掛け合いをはじめ、アフレコ中にはどんなことを感じましたか?


正直記憶が飛び飛びで。途中で「喉が終わる」と思ったのは覚えています。アフレコの後2.3日ヒリヒリしていました。主観になりすぎる部分を音響監督さんはじめスタッフさん方からご指示いただき、めっちゃくちゃ丁寧に録っていただきました。本当に何度もやらせていただけたのと、綾音ちゃんと共にあの瞬間にしか出ない芝居だと思うので荒い部分あるかもですが後悔はありません。


―放送を待っているファン・視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。


ついにこの日が来てしまいます。私もまだ完成を観ていないのでオンエアで皆様と一緒に観るのが楽しみです。トガヒミコの声をおよそ10年やってまいりました。掴みにくく何層もある彼女ゆえ、トガちゃんと私の間には常に少し距離があります。でもこのエピソードでは完全に重なった瞬間がありました。どうか不器用なトガちゃんと、優しいお茶子ちゃんの想いが皆様に届きますように。7期クライマックス、見逃さないでくださいね。

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