SPECIAL
キャストスペシャルインタビュー
―ヒロアカのアフレコはどうですか??
毎回楽しいですね。次のアフレコを心待ちにしていて、ワクワクしすぎていつも前日は眠れないくらいです(笑)。「この現場で起こっていたことをすべて覚えていたい!」と思わせてくれるというか。
―覚えていたいというのは?
私はどの作品でも台本にいろいろメモをするんです。自分への演出だけじゃなくて、共演者の皆さんが演出されている内容とか、スタッフさんの言葉とか動きとか。このヒロアカの現場では台本が真っ黒になっています。毎回の収録がすごく勉強になっているし、それぞれの役者さんの作品に対しての想いだったり、マイクに向かう姿やお芝居に乗せている感情だったり…見逃していいところがない、そんな幸せな現場だと思います。
―長崎監督や三間音響監督とのやりとりはどうですか?
常にディスカッションをしながら作っています。「私はこう思うんですけどどうですか」と提案すると、「じゃあこうしてみよう」という、そんなやりとりが成立する関係で収録に臨めているので、それは私自身演じていても、共演者の方を見ていても楽しいですね。
―第6話からの戦闘訓練では、デクとコンビを組んで爆豪・飯田組と対決しますね。
お茶子は、爆豪くんが怒鳴ったり叫んだりしても意に介さないというか。怖がらないんですよね。あと飯田くんは頭が良すぎて、彼が話す内容をお茶子はあんまり理解してないんじゃないかって(笑)。デクくんと爆豪くんが激しくぶつかる一方で、お茶子は飯田くんと対決するんですが、そこでもとにかく真面目な飯田くんとお茶子の性格の違いが出ていておもしろかったですね。
―お茶子は"個性"の無重力そのままにフワッとしているというか…
そうですね(笑)。性格と"個性"がすごく近いと思います。爆豪くんも「爆破」ですし。
―お茶子が"個性"を使うのを演じるときに心がけていることはありますか?
"個性"を使うのは戦闘中の時が多いと思うんですが、戦闘中は「緊張感」というのを演じる上で意識していますね。あとお茶子は"個性"が許容を超えてしまうと気持ち悪くなってリバースしてしまうので、そっちの緊張感もあります(笑)。
―そして今後、「僕のヒーローアカデミア」はその戦闘シーンが増えていきます。意気込みと、視聴者の皆様へのメッセージをお願いします。
戦闘訓練が終わると、私たち生徒からすると、授業ではわからない、すごく強大なものと対決することになります。お茶子たちからすると「緊張感」という言葉では済まされないくらいの、そんな状況になっていく。その収録の際の現場の緊張感がどうなっていくのかも気になります。強大な敵だけど、みんなが"個性"の活かし方を考えて、みんなで力を合わせて乗り越えていくのがすごく楽しみです。作品をご覧になっている皆様も、アニメならではの「ヒロアカ」をぜひ楽しんでください!