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キャストスペシャルインタビュー

サー・ナイトアイ役 三木眞一郎さん インタビュー サー・ナイトアイ役 三木眞一郎さん インタビュー

―「ヒロアカ」についての印象を教えてください。


他の現場でも「ヒロアカ」というのはよく耳にしていました。出演させていただくことになり、原作を読んで、そしてアニメを見ての感想としては、堀越(耕平)先生による原作はすごく緻密に描かれていて、迫力がありますよね。アニメはその原作を損なうことなく映像としてしっかり見せてくれている、そんな印象があります。



―サー・ナイトアイはどんな人間だと思いますか?


理知的で、大人ですね。そして、すごく心が強い人だなと思います。



―どのあたりにそういったものを感じますか?


ナイトアイは、オールマイトへの大きな憧れを持ちながら、いちばん近くでずっと一緒に仕事をしてきた。その中で、絶対に外れない「予知」で、自分がずっと支えたいと思っていたオールマイトが死ぬという事実を「見て」しまって、その死をただひとり実感してしまっている。衝撃だったり、慟哭だったりがあったうえで今の彼がいる、と思うと本当にすごいな、と。


―オールマイトについては、デクと同じか、それ以上かもしれない憧れを持っている人ですからね。


オールマイト本人から、近い将来に命を落とすということを知らされた緑谷のショックはものすごく大きいと思いますが、ナイトアイは聞くではなく、その場面を見てしまったわけです。戦いで重傷を負ったオールマイトは、さらに近い将来に死ぬとわかりながらもヒーローを辞めようとせず、そこでナイトアイは袂を分ちます。それでもナイトアイがヒーローを続けているのは、オールマイトの意志を継ぎたい自分もいたからだろうし、ヒーローという存在が世の中を明るいものにするんだって気持ちがあるからだろうし、そういったオールマイトの“何か”が、いつだってナイトアイの胸の内にはあるんだと思います。



―そんなある種の師弟関係がオールマイトとナイトアイにはありますが、同じくナイトアイとミリオもそういった関係にあると思います。まずどういったことを教えているんだと思いますか?


「死なないための方法」を教えてるんだと思います。相手の動きを読む、経験を増やしていく、というのは、自分だけでなく周りの人も命も守ることに繋がるので。ミリオはナイトアイのように未来自体を見ることはできないけど、ちょっと先を予測することはできる。予測することで身を守れる、ということを大事にしているんじゃないでしょうか。



―そんなナイトアイの声をあてているアフレコ現場の空気はどのように感じていますか?


スタジオの密度が濃いというか… 広いスタジオで収録をしていますがギュッと凝縮していく感じがあって、特に今日の収録は空気がノッてましたね。役に対しての想いとかをみんなが持っていて、そこに登場人物たちの想いも乗っかっていって… そんな現場ですね。


―「ヒロアカ」といえばヒーローですが、三木さんにとってヒーローという存在はいますか?


ヒーローというか、「すげえな」って思うのは、義理のお祖父ちゃんですね。戦争に出兵して、戦後は警察官として働いて、その後会社を起こしたりと、ものすごい経験をしている人なんですが、あの時代を生き抜いただけでも信じられないし、それでいて今も矍鑠としている。すごいって思います。



―それでは、最後にファン・視聴者にメッセージをお願いします。


これまで長く続いている作品で、ずっと応援している方が多い中、途中から参加するということについてはある意味怖さもあります。ただ、ヒロアカを応援している皆さんがこれまで以上に楽しめるように全力でマイク前に立たせてもらっていますので、これからもヒロアカをテレビの前で楽しんでいただければと思います。頑張ります!

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