TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』 絶賛放送中! 毎週日曜夕方5時 MBS/TBS系列全国28局ネット
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山下大輝スペシャルインタビュー

―ここまで出久を演じてきてどうですか?


楽しくてしょうがないです!最初は「どういうキャラクターなんだろう?」「どう演じよう?」という気持ちがあったりしたんですが、だんだんと僕と出久の距離感が近くなってきている気がします。共演者の方とかけ合いをしたり、演出をしていただいたりする中で、「デクってこういう男の子なんだ」というのがわかってきたというか。頭でわかるというより、体でわかってきている。そんな感覚です。



―出久というキャラクターにスッと入れるようになってきている?


出久として立っている時の気持ちというのが、最初より変わってきたと思います。(原作を読んで)自分がもともと持っていた"デク像"、読者の皆さんが作り上げてくれている、長崎監督をはじめスタッフの皆さんが持っている"出久像"が、収録話を重ねていく中で近づいてきているような気がします。演技の上でチャレンジしたりもして、"いろんな人にとってのデク像"に近づけてきてるんじゃないかと思って、回を重ねるごとにどんどん楽しくなってきています。



―「僕のヒーローアカデミア」のキャラクターは本当に表情が豊かですよね。その中でも出久は特にいろんな表情を見せてくれますが、そのあたりの演技は?


本当に下から上まで声をすごく使って、出久の表情の幅というか豊かさを表現できたらいいなと思っています。叫び声だったり、あえてすごく引いた声だったり、息を吸った時の声を出してみたりとか、自分なりに工夫をしています。日頃、いろんな人の声や音を聞いた時、「この声はああいう表情の時に使えるかも」とか考えたりしてますね。



―三宅健太さん演じるオールマイトとの師弟関係がありますが、三宅さんとの演技はどうですか?


最初はとにかく必死でした。出久にとって憧れの存在だしその気持ちもしっかり出さないと!と思って。そんな中で、三宅さんが演じるにつれてさらにどんどんオールマイトになっていくんです!原作を読んでいて「オールマイトのこのセリフはどんな風に聞こえるんだろう?」というワクワク感があったんですが、そんなオールマイトのあの存在感が声だけで伝わってきます。



―山下さんの出久同様、三宅さんもオールマイトに近づいていっているんでしょうね。


そうなんです!それと、三宅さん演じるオールマイトだけじゃなくて、ひとりひとりのキャラクターを、演じるキャストさんだけではなくみんなでじっくり作り上げていっている、そんな気がします。全員がとにかくこの作品を好きなんだというのが伝わってきます。スタッフの皆さんも「これでいいんじゃない?」というような曖昧なことはなくて、妥協せずに向き合ってくださっている。やるからには100%をやる!というのが現場でひしひしと感じられますね。



―本作の制作の方針として、原作を損なわない、原作のあの楽しさをアニメとして表現するというのがあります。


それはすごく感じます。大切に大切に作っているんだなと。漫画ならではの楽しさや表現があって、それを映像だったり音楽だったり声だったり、アニメならではのもので表現をして。原作がある作品で、その原作をしっかり丁寧にアニメにしているのに、それでも映像ひとつひとつに、キャラクターひとりひとりに本当に広がりがあって、新しい発見があるんです。収録していてすごく楽しいです!



―最後にメッセージをお願いします。


作品を見ていただければ、少年心が沸き上がるというか、そんなワクワクドキドキするような気持ちになると思います。個性豊かなキャラクターがたくさん出てきますので、きっと好きなキャラクターも見つかるはずです。物語に熱くなったり、バトルで興奮したり、キャラクターを応援したり、それぞれの楽しみ方で楽しんでいただけたら嬉しいです。僕たちも全力で愛情を持って、毎回の収録に喉がつぶれそうになりながら頑張っていますので、応援してください!

佐倉綾音スペシャルインタビュー

―ヒロアカのアフレコはどうですか??


毎回楽しいですね。次のアフレコを心待ちにしていて、ワクワクしすぎていつも前日は眠れないくらいです(笑)。「この現場で起こっていたことをすべて覚えていたい!」と思わせてくれるというか。



―覚えていたいというのは?


私はどの作品でも台本にいろいろメモをするんです。自分への演出だけじゃなくて、共演者の皆さんが演出されている内容とか、スタッフさんの言葉とか動きとか。このヒロアカの現場では台本が真っ黒になっています。毎回の収録がすごく勉強になっているし、それぞれの役者さんの作品に対しての想いだったり、マイクに向かう姿やお芝居に乗せている感情だったり…見逃していいところがない、そんな幸せな現場だと思います。



―長崎監督や三間音響監督とのやりとりはどうですか?


常にディスカッションをしながら作っています。「私はこう思うんですけどどうですか」と提案すると、「じゃあこうしてみよう」という、そんなやりとりが成立する関係で収録に臨めているので、それは私自身演じていても、共演者の方を見ていても楽しいですね。



―第6話からの戦闘訓練では、デクとコンビを組んで爆豪・飯田組と対決しますね。


お茶子は、爆豪くんが怒鳴ったり叫んだりしても意に介さないというか。怖がらないんですよね。あと飯田くんは頭が良すぎて、彼が話す内容をお茶子はあんまり理解してないんじゃないかって(笑)。デクくんと爆豪くんが激しくぶつかる一方で、お茶子は飯田くんと対決するんですが、そこでもとにかく真面目な飯田くんとお茶子の性格の違いが出ていておもしろかったですね。



―お茶子は"個性"の無重力そのままにフワッとしているというか…


そうですね(笑)。性格と"個性"がすごく近いと思います。爆豪くんも「爆破」ですし。



―お茶子が"個性"を使うのを演じるときに心がけていることはありますか?


"個性"を使うのは戦闘中の時が多いと思うんですが、戦闘中は「緊張感」というのを演じる上で意識していますね。あとお茶子は"個性"が許容を超えてしまうと気持ち悪くなってリバースしてしまうので、そっちの緊張感もあります(笑)。



―そして今後、「僕のヒーローアカデミア」はその戦闘シーンが増えていきます。意気込みと、視聴者の皆様へのメッセージをお願いします。


戦闘訓練が終わると、私たち生徒からすると、授業ではわからない、すごく強大なものと対決することになります。お茶子たちからすると「緊張感」という言葉では済まされないくらいの、そんな状況になっていく。その収録の際の現場の緊張感がどうなっていくのかも気になります。強大な敵だけど、みんなが"個性"の活かし方を考えて、みんなで力を合わせて乗り越えていくのがすごく楽しみです。作品をご覧になっている皆様も、アニメならではの「ヒロアカ」をぜひ楽しんでください!

岡本信彦スペシャルインタビュー

―「僕のヒーローアカデミア」は連載当初から読んでいたそうですね。


生粋のジャンプっ子なので(笑)。原作の第1話を読んですぐに引き込まれました。世界観やストーリー、"個性"という特殊能力だったり、あと胸に刺さる熱いセリフが随所にあって、いまも毎週欠かさず読んでいます。だから、アニメ化にあたってのオーディションがあると聞かされた時は、どんな役でもいいから演じたいと思いましたね。



―ここまで爆豪を演じてきてどうですか?


勝己は、最初原作を読んでいて「すごく嫌なヤツだな」「なんでこんなにデクを目の敵にするんだろう?」という思いがあって。なので、本編の収録に入る以前は勝己のいじめっ子気質を演じやすい何かを見つけなきゃいけないとも思ったんですが、ただそれを見つけようとすると勝己を演じるうえで破綻していく気もして。それだとただの"ワル"になってしまうし、そういう風にはしたくなかった。成長の余地があるようにしたいと思っています。



―爆豪といえば"怒り"というのがありますが、そのあたりはどうでしょう?


勝己は"怒号系"なキャラですが、怒るにも理由があると思っています。例えば、第6・7話のデクへの怒りは、デクが"個性"を持っていることを知って誤解とはいえ「今まで騙されていたんだ」「自分を見下してきたんだ」と思ったこととか、自分がデクに救けられそうになったこととか、いろんなことが合わさって、怒りに繋がっている。怒るにしても筋が通ってるのがわかって、それが演じやすさにも繋がってきてますね。単に怒鳴ったり威嚇したりしているんではなく、「絶対トップヒーローになる」という信念で突き進んでいるのが彼なので、その心情は常に持っています。



―その"怒り"が爆発するのが、第7話で描かれる出久とのバトルシーンです。


勝己って「爆破」という"個性"はもちろん強いんですけど、野性のカンだったり頭がキレるところだったり、そういったものも戦闘で発揮されます。デクとの戦闘訓練では原作でも右に左にとすごく動いているんですが、そこはアニメの映像への信頼感がありました。絵の強さが絶対にあるので、僕はデクへの感情をぶつけることに重きを置いて演じました。



―原作の堀越先生も爆豪は描いていて楽しいと言っていました。


そうなんですか!僕も演じていて楽しいです!爆豪は天才肌で、努力をしている描写ってなかなかないんですが(笑)、今はまだガキだけど、これからどんどん成長してスゴいヤツになっていく、そんな風に演じたいですね。



―それでは最後に視聴者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。


努力をすることで、頑張ることで誰だってヒーローになれる、その象徴がデクだと思うんです。そんな姿に、見ている皆さんも何か動かされるものがあるはずです。デクを中心に、爆豪だったり、そのほかたくさんのキャラクターたちが出てきます。彼らの活躍も楽しみにしてもらいながら、ぜひデクの頑張りを見ていただければと思います。

石川界人スペシャルインタビュー

―本作に参加する前から原作をご存知でしたか?


はい。僕はヒーローモノが好きで、昔からアメコミヒーローの映画をよく見ていました。ヒーローはものすごいパワーを持っている、そういう強さはもちろんなんですが、心や信念の強さがあるところが大好きなんです。だから「ヒーローを題材にした漫画がある」と聞いてすぐに読みました。主人公の出久が僕の好きな信念の強いキャラクターであることに惹かれますし、それに第1話から泣いてしまって、ガッツリ引き込まれました。



―そのヒロアカで飯田天哉を演じています。


アニメのオーディションはまず出久と爆豪からあったと思うんですが、自分の声質とかを考えるとこの2人じゃなく飯田だなと思ったんです。だから出久の「SMASH!」というセリフはわざと(飯田っぽく)「SMASH!」と演りました。



―飯田ならではの「SMASH!」ですね(笑)。監督もオーディション時に「生真面目な飯田っぽい」という印象を受けていました。


アニメ化すると聞いて、とにかくどんな役でもいいから関わりたいと思いました。その中で飯田を演じさせていただいているのはすごく嬉しいです。



―堀越耕平先生も、ドラマCDの飯田の声を聞いて、自分の中での飯田がより固まったと言ってしました。


週刊少年ジャンプに載っていたインタビューを読んで、先生がそう言ってくださったというのを知ってものすごく嬉しかったです。



―ここまで飯田を演じてきてどうですか?


実際に演じてみると難しいなと思いました。初登場の時みたく人に対して厳しく当たる時や、7話で敵(ヴィラン)になりきった笑わせるような時、それとシリアスな時もあります。それらすべてに「根が真面目」というところがある。その「真面目さ」の振り方が難しいなと思いました。僕はほかの作品でも生真面目な役をやることが多いんですが、飯田はいままでの経験を全部出そうって臨んでます。



―飯田を演じる上で心がけていることはありますか?


飯田は、一本「生真面目」っていう芯があるものの、そこからの幅の広さを演じていて感じます。彼は道徳的な大人っぽい言動もあれば、子供っぽい行動を起こしたり、まだまだ人間として不安定なんです。でもこの不安定さは後々絶対に活きるものであって、自分も悩みながら、考えながら動いていれば彼はもっともっと良いキャラクターになるんだろうなって思っています。足掻きつつもそこは失わないように、大事にしたいです。



―さっき話されていましたが、戦闘訓練では飯田は印象的でしたね。


出久と爆豪、お茶子と飯田でメリハリをつけたいと(音響監督の)三間さんとも話し合っていました。出久と爆豪にとって大事な戦いだったので、彼らを活かすための演技をしました。通常より声も高くしたりして。自分も演じていて楽しかったし、出久と爆豪の戦いもとにかく熱かったので大好きな回です。



―第9話以降の見どころを教えてください。


敵(ヴィラン)連合という存在が現れることで、訓練ではない、本当に命が懸かった戦いになります。僕も飯田を演じるうえで緊張感があります。例えば、これまでは「むむっ」とかそういうリアクションが多かったんですが、より緊迫感がある"息"だけのリアクションをしたりして、そういったところからも視聴者の皆さんが感じるものが変わるはずです。それと、その前に1年A組の学級委員長を決めるんですが、そこも注目です(笑)。



―最後にメッセージをお願いします。


雄英の生徒たちが大きな戦いに巻き込まれていくわけですが、その中で出久がどういう判断をどう行動を起こすのか。そしてその他のヒーロー候補生たちの姿にも注目してほしいと思います。彼らの心に大きな影響を与えるエピソードを、ぜひ前のめりになって観てください。

諏訪部順一スペシャルインタビュー

―ここまでアニメ"ヒロアカ"で演じられている相澤の印象は?


アニメ化が決まる以前から原作を読んでいて。友情・努力・勝利を押さえた、少年マンガの王道をいく胸熱作品だと思いました。縁あって相澤消太を演じさせていただくことになり、本当にうれしかったです。初登場時の相澤は、出久たちの前に立ちはだかる壁のような存在ですが、回を重ねるごと生徒たちの将来をちゃんと考えているところがその言動から見えてきます。獅子は我が子を千尋の谷に落とし成長を促すと言いますが、相澤の生徒たちに対する厳しさはまさにそれだったわけで。多くを語らず身をもって道を示す感じ、本当にカッコイイ大人ですよね。



―相澤は先生であり、ヒーローという立場でもあります。


先生役を演じたことは他でもありますが、受け持つ生徒たちとの関わりは今作が一番深いような気がします。そしてヒーローですが、自分がこれまで演じてきたキャラクターは、ライバルや敵といったむしろヒーローの対極に位置するポジションが多く。世界や主人公を滅ぼそうと企んでいるような(笑)。だから、「ヒーロー」という肩書きはちょっとくすぐったいような感じがします。しかし、主人公を見守り、時に助ける、大人ポジションを任せていただけるようになったのは演者としてとてもありがたいことで。ヒロアカのレギュラーキャストは若者が多いですから、彼らや、作品全体の下支えを、微力ながらやっていけたらいいなと思っていたりします。雄英高校ヒーロー科における相澤のように。



―オールマイト役の三宅健太さんもこれまでは敵役が多かったと。
 そんなおふたりが生徒たちを導く先生を演じられています。


我々は悪の心を熟知していますので、悪に対するヒーローを育てる教師役にはむしろもってこいの人材ではないかと(笑)。オールマイトと相澤消太…イレイザーヘッドは、好対照なところがいいですよね。夢や理想を熱く語るロマンティストなオールマイトと、シビアな現実を突きつけるリアリストなイレイザーヘッド。しかしそんな真逆な感じのふたりですが、生徒たちを思う気持ちはどちらも同じ。とても面白い構図だと思います。



―第10話から相澤vs"敵(ヴィラン)連合"の激しいアクションが始まりましたね。
 これまでの回とはテンションが違ったと思いますが?


いつも気だるそうにしている相澤ですが、生徒たちを守るためにひとり身を挺して戦うような、ヒーローとしての気概や矜持をしっかりと持っている男でもあります。原作を読み進めているので、彼がどんな人間なのか、その心の根の部分を理解したうえで演じているので、バトル展開になったとしても急に自分の中で何かが変わるということって実はありません。バトル時の躍動感や重さを、その最中のセリフでより表現出来るよう心掛けてはいましたが。



―まさに第10話、第11話は相澤の見せ場!という感じがします。
 単身で戦う姿がカッコよくて。


合理的な思考を持っている相澤が多数の敵に単身飛び込んで行ったのは、それが「生徒たちを守るのに一番合理的な方法」と自身も考えたからだと思います。決して蛮勇ではなく、考えうる選択肢の中で最善の一手を打つタイプですから。しかし、その最善手に自己保身という要素は少ないような気がします。守るべきもの、明日につながるもののためならば、己の身を捧げても構わない覚悟はあるようです。クールでクレバー、しかしその芯はメッチャ熱い!カッコいいぞ、相澤消太!!



―本当に「カッコいい大人」ですね。人気があるのも頷けます。


任せて頂いているキャラクター大好き人間なので、見た目も中身も一番好きなのは相澤です。週刊少年ジャンプのキャラクター人気投票で上位にランクインしていたりするのを見るとやっぱり超うれしいですね。アニメがはじまる以前から原作を読んでいらっしゃるみなさんは、相澤の声だったり喋り方だったりのイメージが事前にあったと思います。もしも全然違っているようだとしたら、スミマセン。しかし、アニメの相澤先生もイイね!と言っていただけるよう、引き続き魂込めて全力で演じていきたいと思っています。



―最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。


アフレコ現場の雰囲気がとても良く、キャスト陣はプルスウルトラの精神で収録に臨んでおります。このスタジオの熱い空気が御覧くださっているアナタのもとに届くように、これからも一丸となって頑張っていきます!引き続き御視聴、応援、よろしくお願いいたします!!

三宅健太スペシャルインタビュー

―「僕のヒーローアカデミア」第1期が終了して、お気持ちはどうですか?


正直、終わった気がまったくしてないんですよね(笑)。第1期ではオールマイト自身がこれから大きくなっていく出久を導いていくスタートだったので、「まだまだこれからだぜ!」という気持ちが強いですね。それと、1話1話の熱量がハンパじゃなかったので、全力で1クールを駆け抜けたらあっという間に終わってしまったという感覚です。



―第1話から第13話までオールマイトを演じてきて変化はありましたか?


オールマイトというキャラクターに対する僕の捉え方が変わりましたね。最初は、僕の中でもまだ彼に対して未開発だったこともあったんですが、固定概念的なヒーロー像を追っていた気がします。皆さんが思うような、いわゆる「ヒーロー」でなければいけないというか。そこから、オールマイトもひとりの人間なんだっていう捉え方になりました。彼は過去の戦いで深手を負っていて、活動限界がある。No.1ヒーローとしての誇りや気概を持ちながら、ある意味「平和の象徴」としてのオールマイトを演じている部分もある。「頑張っているひとりの人間」だなって思います。



―第1話の収録を振り返るといかがですか?


憧れるとか、誰かの背中を追うというのは、たいていの人が経験することで、その逆となるとそれなりに年齢や経験を重ねないといけないし、そうなると普通に共感できるのは出久の方だと思います。どちらかというと僕自身はまだ出久側だなと。それもあってか、オールマイトを演じるとなった時、特に第1話は肩にパンパンに力が入っていました(笑)。すると、(音響監督の)三間さんから「頑張りすぎないで。君のひと言ひと言が、これから出久を導いていくわけだから」と話していただいて以降、オールマイトを対人間として見られるようになりました。



―トゥルーフォームの時を演じていていかがですか?


あの姿の時が、より伝えたいことが伝えやすいと思いますね。マッスルフォームの時は「強さ」というイメージを明確に伝える一方で、トゥルーフォームの時はオールマイト本来の人間性も合わせて素直に語れるんじゃないかな。出久に「君はヒーローになれる」と伝えた時がまさにでしたね。その一方で、あるシーンで思ったことがあって。



―どのシーンですか?


第3話で出久に"ワン・フォー・オール"を授けましたが、それまで特訓中はトゥルーフォームでいることの方が多かったのに、授ける時はマッスルフォームだったんですよね。朝方で、周囲には人もいなかったからトゥルーフォームでもいいはずなのに。これは僕の解釈ですが、ヒーローとして大切なものを授ける時には、ヒーローたるオールマイトとしての姿で出久と向き合って授ける。そこに彼なりの礼の尽くし方があるんだと思いました。よりグッときましたね。



―なるほど!そう考えるとヒーローという存在の重さがより感じられますね。
 そんなオールマイトが「まさにヒーロー」な活躍を見せたのが第12話でした。


あの回は、すごくリアルさを感じた収録でした。最後のバトルで、オールマイトが一発一発100%以上のパンチを繰り出して、僕もひと言ひと言100%以上を出したつもりです。「オールマイトが倒れない以上、自分もへこたれるわけにはいかない」という気持ちで臨んでいましたね。ほぼ1人芝居だったんですが、「戦っている相手がいる」という感覚で、1人だとは感じていなかったですね。それに、第11話まで、他のキャストの皆さんがすごく熱い演技を見せてくれていて、それを受けての収録だったので、僕もとにかく全力で演じようと思いました。



―その第12話をオンエアでご覧になっていかがでしたか?


自分で言うのもなんですが、壮絶でしたね…。バトルの激しさはもちろん、「オールマイト、もう頑張らないで…!」と思ってしまう痛々しさもあって。もちろん僕らは彼の秘密を知っているので、ひょっとして壊れてしまうんじゃないか…という。出久目線でも見てしまうし、動きやセリフ、音楽というアニメならではの要素も相まって、本当にドキドキハラハラする気持ちが強かったですね。



―それを受けての第1期最終回の第13話ですが…。


オンエアを見て泣きました。Aパートの終わり、「何もできなかった」と言った出久に対してオールマイトが「そんなことはないさ。また助けられちゃったな」と返して、出久が涙するところ。その出久の表情を見たら、涙がダーーーッて(笑)。あのシーンは演じていた時すごく複雑な気持ちだったんです。助けてくれた出久に対して、「ありがとう」という感謝と、申し訳なさと、それと「(個性を)受け継がせたのは間違いじゃなかった」という気持ち。いろんな気持ちが入り混じって、その中で役に向き合って…。あのシーンをもう一度演じろと言われてもできないかもしれませんね。



―そして、第2期が控えています。


早く録りたいです!絶対に第1期よりも一段上がっている作品のテンションとクオリティがあるでしょうし、演じる僕らも積み上げていかなければいけないし、まさに「更に向こうへ!Plus Ultra!」という気持ちですよね。物語もここからが始まりとも言えるし、僕らもお芝居も含めて、さらに熱いものを届けたいですね。そして視聴者の皆さんと同じで、僕らも早く続きが観たいです。とにかく、早く録りたいです(笑)!